臨床神経生理グループ

メンバー(平成30年度)

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研究内容(平成29年度)

臨床神経生理グループはてんかんの診療および研究を行った。平成29年度は栗田が市立稚内病院から帰局したため、櫻井、栗田と大学院生の堀之内の三人体制であった。病院業務に翻弄されながら、臨床研究はゆっくりと前進した。

E4 wristbandを使用したてんかん患者の長期の皮膚電気活動測定研究が昨年度からスタートしている。これは長時間ビデオ脳波同時記録検査時の皮膚電気活動、心拍、加速度、皮膚音などを32時間以上測定するものである。測定されたデータを解析することによって、将来的にはてんかん発作予測デバイスを開発したいと考えている。

てんかん患者の安静時皮膚電気活動に関する研究は、これまで不明であったてんかん患者の皮膚電気活動についてその特徴を明らかにする研究である。その基本的な特徴を調べることで、てんかん発作に対する聴覚的バイオフィードバック療法のより良い実施手法を見出せる可能性がある。この1年で集中して対象者をリクルートし、てんかん患者および健常者をそれぞれ30名以上測定した。現在は解析に着手し、今年度中の投稿・掲載を目指している。

また、てんかん発作の季節性変動について、その特徴を明らかにする臨床研究を行っている。これは当科でフォローしている1000名ほどの外来患者のうち、自記式のてんかん発作記録表が1年以上記録できている症例を選定し、季節・天候によって発作頻度が影響を受けるかどうかを明らかにするものである。

我々はてんかんを診察する精神科医として、発作予測や精神症状など、QOLの向上に役立つ研究を推進していく所存である。

(文責:堀之内徹、櫻井高太郎)